体内に特定の物質が侵入すると、リンパ球などがその物質に反応して
抗体を増設します。その後再びこの物質が体内に入った時に、
作られた抗体がこの物質(アレルゲン)を退治しようと
過剰に反応する症状を、アレルギー性疾患と呼びます。
花粉症もこのアレルギー性疾患の一つなのです。
この抗体は血液によって気管支や鼻の粘膜、皮膚などに運ばれ、
常にアレルゲンに対して反応してしまうのです。
ですからアレルゲンがなくなるまで常時アレルギー反応が
収まらなくなってしまうのです。
それでは、具体的な対策を考えてみましょう。
アレルギー性疾患は、最近になって多様化の傾向にあり、
その対応策も注射や漢方薬、ハリ治療、食事療法など多数に及びますが、
体質(免疫機能)を改善することが基本となります。
花粉症の場合、ヨーグルト・乳酸菌を6ヶ月から1年摂りつづけて、
腸内環境を整える体質改善を行うと、症状を緩和に結びつくことも
多いのです。
他にもアレルギー全般に効果があると言われるヨモギは、
ヒスタミン(抗体と一緒に出てきてアレルギーを起こす物質)の
抑制、気管支の拡張、張り薬としてかゆみを抑える、
さらに殺菌作用があるなど、アレルギーにはオールマイティーな食材
といえるでしょう。
霊芝(れいし)などを摂って体質自体を改善するのも良いでしょう。
また、花粉症には粘膜の免疫力を補強する意味で、
ビタミンAやベータ・カロチンを摂取することをお勧めします。