病気発生のメカニズム2 ホルモンバランスの乱れ

Pocket

病気発生のメカニズムの中でもう一つの重要な要因であるホルモン

バランスについて見ていきましょう。

 

 

脳の視床下部でストレスが認識されると、視床下部はストレスによって

身体が受けたダメージを回復するため、「下垂体」と呼ばれる場所に

指令を出します。視床下部から指令を受けた下垂体はダメージ回復の実働

部隊ともいうべき副腎にストレス軽減に役立つホルモンを出すように指令

を出します。

 

これによって副腎から出るのが「コルチゾール」というホルモンなのです。

通常はストレスを感じるとコルチゾールの分泌量が増え、ストレスが解消

されるとコルチゾール値が正常化します。

 

しかし、ストレス状態が長く続き、コルチゾールを出し続けていると副腎

は疲れ果ててしまいます。

すると、ホルモンバランスが崩れ、ストレスがあるにもかかわらず、コル

チゾールが出ないという状態になってしまいます。

 

じつはコルチゾールというのは疲労した細胞を元気にする働きを担って

いるホルモンなのです。

 

私たちの身体は約60兆個の細胞から構成されています。身体がストレス

によってダメージを受けるということは細胞がダメージを受けるという

ことです。

 

そして、60兆個の細胞それぞれがその構成要素に60%もの水分を

抱えているのです。

 

細胞にそれだけの水分を保たせているのは「マイナス75ミリボルト」

という細胞の内側と外側の「電位差」なのです。

 

ストレスが加わるとこの電位差に乱れが生じ、その結果、細胞から水分

が失われます。このとき細胞から失われる水分というのはただの水では

ありません。細胞が活動するのに必要な養分など、いろいろ大切なもの

を含んでいます。そのため、水分が細胞から失われると、細胞自体の

活力が低下してしまうのです。

 

こうした細胞レベルのダメージを回復させることができるのが「糖(グル

コース)」です。そしてコルチゾールはこの糖が細胞に行き渡りやすく

なるよう、血糖値をコントロールする働きをもったホルモンなのです。

だから単純にいえばコルチゾールが増えると血糖値が上がり、コルチ

ゾールが減少すると血糖値は低くなるということです。

 

細胞に糖を届けるためにコルチゾールが出て血糖値を上げる。すると

血液中の糖を細胞に取り込むためにインシュリンが出て働く。こうして

細胞が再び元気を取り戻すことにより、ストレスが消えるというメカ

ニズムなのです。

 

 

このように身体はストレスに反応しながら、よい状態を保つように日々

ベストを尽くしているのですが、そうした身体の頑張りにも限界はあり

ます。ストレス状態が長く続き、副腎が激しく疲労してコルチゾールを

出せなくなると細胞の修復ができなくなります。そして一定の限界を

超えるとホルモンバランスの乱れから、病気を発症するということに

なってしまうのです。

 

 


応援感謝します

 

 

Pocket

ページの先頭へ