「脳」がふたつある私たちの身体の不思議

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知っている方も多いと思いますが、腸は「第二の」と呼ばれて

います。

 

腸はとても不思議な臓器です。腸の働きは身体の司令塔ともいうべき

「脳」の支配から独立しています。

 

 

その証拠に事故などで脳からの指令を伝達する脊髄を損傷しても、

脳死の状態になっても、腸は正常に働き続けます。

 

通常、人間は脳の機能が完全に停止すると、数分からどんなに長くても

数時間でも心肺の働きが止まり死に至ります。

これは心肺機能がの支配下にあることを意味します。

 

ところが、腸は脳死状態でも生命維持装置で呼吸と血液の循環さえ保た

れれば、脳からの指令が無くても、栄養分を吸収し、不要なものは排泄

するという自らの機能を果たすことがきるのです。

 

このように脳からの「独立性」をもつことが、「第二の脳」といわれる

所以です。

例えば、腸にはたんぱく質や脂肪、でんぷん質など様々な成分の食べ物

が同時に入ってきますが、腸はその成分を瞬時に見分け、種類と量を

各臓器に伝達します。

 

同時に、身体にとって害があるものが入ってくれば、免疫システムに

伝達し、下痢を起こさせ毒素を体外へと排泄します。

 

こうした素早い見極めと対処は腸自身がその場で考え、判断を下し、

他の臓器や免疫システムに指令を出しているということです。

 

腸が第二の脳であることは「自律神経」の働きからも理解できます。

 

自律神経には交感神経と副交感神経という二種類があり、交感神経は

緊張、興奮状態になるときに優位に働き、副交感神経は逆にリラックス

しているときに優位に働きます。

 

ここで興味深いのは交感神経優位では血圧、気道、心拍などの動きが

活発になるのに対し、胃腸だけは副交感神経優位のときに動きが活発に

なるということです。

 

つまり、心臓や呼吸器などの交感神経優位のときに働きが活発になる

臓器は脳の支配下にあり、副交感神経優位のときに活発になる腸は腸の

支配下にあるということです。

 

私たちの身体は交感神経優位と副交感神経優位の状態が交互に繰り返す

ことによってバランスをとっています。

 

そのため交感神経優位の時間が長すぎても、副交感神経優位の時間が

長すぎても健康は損なわれます。

 

 

太陽が昇ったら起きて活動し、食事を摂ったら少し体を休め、陽が沈ん

だらぐっすりと眠る。これが自然のリズムです。

 

しかし、私たち現代人はそんな生活はなかなかできません。不規則な食事

不規則な睡眠、運動不足、そして過度のストレス。

 

そんな中で生きています。それらは自律神経のバランスを崩す最大の要因

なのです。

 

それでも自分自身のため、家族のため、病気になるわけにはいきません。

できることから自然のリズムを回復する努力を始める必要があるのです。

自然の摂理を無視したところに健康はありえないのですから。

 

 


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