パーキンソン病には食事療法

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パーキンソン病はドーパミンという神経伝達物質を作る脳神経細胞の

働きがなくなるために起こる病気です。

 

約1000人に1人の頻度で発症するので、決してまれな病気ではあり

ません。

 

 

パーキンソン病の3大症状は次のようなものです。

 

・振戦 手足のふるえ

・固縮 筋肉のこわばり

・無動 身体の動きが悪く、動くのに時間がかかる

 

そして、とくに歩行の一歩目がうまく出ないという特徴があります。

 

ドーパミンを合成するL-ドーパという内服薬の服用が一般的ですが、

これを服用しても悪化していく例も多く、その上、種々の神経症状

が副作用として出現することもあります。

 

アメリカの国立老化研究所のマウスの実験によると、40%程度の

食事量を減らすと、ドーパミン受容体の量が増える結果が出ている

ので、パーキンソン病の予防、治療にとって「腹六分」程度の少食

こそ一番大切ということが言えます。

 

「無表情で、手足が細かくふるえ、体全体の動きがぎこちない」

70歳のパーキンソン病の患者さんは食事に関して、「朝食は食欲が

ないが食べないと健康に悪いということで、無理やり牛乳とパンを

口の中に押し込むように食べている。昼と夕食は逆にかなり食欲が

あり、人一倍の量を食べている」とのこと。

 

この患者さんに食事の量を今の6割程度にしてもらうと、一か月後に

動きも軽やかになり表情の硬さも取れて、にこやかになるという例も

報告されています。

 

 

パーキンソン病も突き詰めてみれば「脳の血流不足」で起こる病気

なので、食べ過ぎて、血液が胃腸に集中すれば脳血流が不足して、

病気が悪化するのは当たり前ということになります。

 

少食にして、胃腸に供給される血流量がすくなくてすむように

なれば、その結果として、脳血流量が増して、短期間でも上記の

ように症状が改善されたことには納得がいきます。

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