「食べないと体力がつかない」はウソです!

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人類300万年の歴史のうち、今日ほど飽食の時代はありません。

人類はその歴史のほとんどの期間を氷河期、干ばつ、洪水、地震

火事、戦争などのために飢えにさらされてきました。

 

 

その結果、我々の身体は飢えに対してはいくらでも対応の仕方を

知っているのですが、飽食に対してはどう対処してよいかわからず

肥満、高脂血症、高血糖(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)、高塩分血症

(高血圧)などなど、体内に入ってきた栄養分の処理ができない病気

に陥っているわけなのです。

 

人間の60兆個の細胞はほぼ100%近く、糖分をエネルギー源にして生

きています。したがって、低血糖発作(ふるえ、手足のしびれ、失神

等)は存在しますが、低たんぱく発作や低脂肪発作は存在しません。

 

空腹になり、低血糖状態が生じたとき、血糖を上昇させるホルモンは

アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール、グルカゴン、成長

ホルモン、サイロキシンなど10種類くらいあります。

 

しかし、飽食して高血糖に陥ったときに、血糖を下げてくれるホルモン

はインスリンだけしかありません。こうして、糖尿病が起きるのです。

「高」のつく生活習慣病を患う前に、本能が「もう食べないでくれ」

と胃炎や腸炎を起こして食欲不振になったり、吐き気を催したりして

いるのに、消化剤や整腸剤を使って、ともかくも食べ物を胃腸に

つめ込もうとする我々の姿は滑稽以外の何ものでもありません。

 

 

いよいよ食べ過ぎて、体内に余剰物、老廃物が過剰になると、それを

掃除するためにばい菌が侵入してきて炎症を起こして発熱と食欲不振

に陥ります。「もうこれ以上食べないでくれ」と身体は悲痛な叫びを

あげているのに「病気と闘う体力をつけるために、一口でも食べよ

と周りの人や医師たちも言うのです。

 

これでは病気を悪化させても、治すことはまずできません。

 

アメリカのミネソタ大学医学部教授M・J・マレイ博士は「食欲不振

は自分自身の身体の防衛反応に重要な役割をはたしている」と述べて

います。

 

つまり感染症(病気)のときに体力をつけるためという理由で、無理

に食べることがいかに、身体にとって害になるかということなのです。

 

スウェーデンのカロリンスカ大学の研究報告でも「外科手術後の患者

に、高栄養の輸液をすればするほど、肺炎や胆嚢炎、髄膜炎などの

感染症を誘発しやすい」ことを明らかにしています。

 

 

 


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